電子情報工学科【福岡工業大学:工学部】/九州は福岡の工学部で電子情報を学ぶ

第10回技術教育創造の世界 発明・工夫作品コンテストで学会長賞・特別賞を受賞

20160226_01.jpg日本産業技術教育学会が毎年開催している発明・工夫作品コンテスト(大学生版)の教材開発部門において、工学部電子情報工学科の江口研究室が最高賞である「学会長賞」、FITポケットラボが「特別賞」を受賞しました。このコンテストは主に教員養成系大学に在籍する学生、院生、および卒業・修了して2年以内の社会人が、個人またはグループで製作した作品を表彰するものです。
『FITポケットラボ』は下戸准教授、丸山准教授、原未希子さん(修士1年)の指導のもと、研究室へ配属前の学生が、先輩学生の指導を仰ぎながら自主的に研究活動に打ち込むことのできる、情報システム工学科独自の取組みのことです。平成28年度からは情報工学部4学科で取り組まれます。

先生の味方! Yes No Clicker(学会長賞)
20160226_02.jpg 安部寛二さん(修士1年:香椎工業高)
 藤澤広樹さん(4年:筑前高)
 藤本真己さん(4年:太宰府高)
 小林康平さん(4年:八女工業高)

現代の教育現場においては、能動的な学習(アクティブラーニング)を授業へ導入することが推進されています。
この能動的な学習を支援するための代表的なツールとしてクリッカーがあります。
しかし、市販のクリッカーの導入はコストが高いという欠点があるため、抵コストで製作・保守点検が容易な無線式のクリッカーを開発しました。
製作方法や生徒が使うための工夫を行い、さらに修正ソフトウェアも開発しており、生徒それぞれの回答データを詳細に解析できることから受賞にいたりました。

生体情報(筋電)計測教材キットの開発と作例(特別賞)
20160226_03.jpg 坂本拓之さん(3年:福岡西陵高)
 吉武柚希さん(3年:筑紫中央高)

STEM 教育において、最新技術と関連させることが重要であると考えられます。
そこで、STEM教育のT(技術)とE(工学)にあたる教材として、本学の先端研究やカリキュラムと関連させた、筋電位を検出することができる生体情報計測教材キットを開発しました。
さらに、城東高校工業科の課題研究において、高大連携授業を実践しました。
開発した教材は電子回路やプログラミング技術など、他の科目と関連付けた授業が展開できるだけでなく、大学の内容と高校の内容を関連付けることができるものとして受賞にいたりました。


バイオメディカル・ファジィ・システム学会で学生奨励賞を受賞

2016010701.jpg昨年の11月21日から22日の二日間、東海大学・熊本キャンパスで行われたバイオメディカル・ファジィ・システム学会(※BMFSA)第28回2015年度年次大会において、本学の電子情報工学専攻1年の安部寛二さんが学生奨励賞を受賞しました。
さて、安部さんの論文のテーマは「A Switched- Capacitor Three-Phase AC-AC Converter with Symmetrical Topology」三相AC/ACコンバータ
(変圧器)はその電圧の変換にあたって、通常磁性部品が使われているのですが、この磁性部品は小型化の大きな障害になっていました。
安部さんはコンバータを回路とコンデンサースイッチだけで三相交流を変換ができるようにすることで、
磁性部品を取りはずして、小型化、省力化、低価格化を実現することを発表。
また、この磁性体を取りはずしても、パワーが落ちないことも明らかにしました。
この画期的な回路トポロジーの考案が高く評価され、今回の受賞にいたりました。

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※BMFSAとは
ファジィ理論は、厳密な数値や式ではなく、「かなり」「やや」などの輪郭がぼやけたあいまい情報を用いて、より人間に近い判断を取り扱うことができます。また、最近では、不明瞭な情報や、医学などの専門職の主観に基づく情報、完備していない情報等を積極的に取り扱い、人間の判断により近い次世代エキスパートシステムを構築する方法として、ファジィ、ニューロ、カオス、遺伝的アルゴリズム等を融合したソフトコンピューティング手法が注目されています。
これらの学問を、医療、健康、福祉、人間生活、感性・感情などの領域に取り込み、新しい展開を試みる目的で、バイオメディカル・ファジィ・システム研究会(Biomedical Fuzzy Systems Association : BMFSA)が設立され、1993年12月に『バイオメディカル・ファジィ・システム学会』となりました。


日本知能情報ファジィ学会九州支部学術講演会で学生優秀講演賞を受賞

2015年度の日本知能情報ファジィ学会(SOFT)九州支部学術講演会が12月12日(土)に開催され
電子情報工学専攻の修士課程1年の安部寛二さんと電子情報工学科の江口教授の研究が学生優秀講演賞に選ばれました。
お二人での受賞はこれで5回目となりますが、今回は江口研究室の学部生、藤本さんと小林さんの二人が強力な助つ人として登場してくれました。

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発表のテーマは「手作りクリッカーによる学習状況の分析」。アクティブラーニング補助するツールとして学生と教員の双方向のコミュニケーションを支援するオーディエンス・レスポンス・システムとしてクリッカーが普及しています。
このクリッカーは日本の大学でも利用が促進され、今、注目を集めています。
しかし、このクリッカーは市販では大変高価です。(30台で90万円位)、そこで、安部さんを中心とする研究室メンバーはもう少しリーズナブルで、使い勝手の良いクリッカーを作れないか?そうすれば、その普及は一段と進み、アクティブラーニングもさらに進化すると考えました。

そして、その実作に取り組みました。
まずはハードの単機能化に挑戦、シンプルで使いやすいクリッカーが出来上りました。
さらに子機であるクリッカーとパソコン側との通信のソフトウエアの充実や工夫を行い、学生の回答状況がすぐさま分析できるように改良しました。
また、このクリッカーの実用性に関しても半年間かけて、実験と利用者アンケートを実施。
集約の結果、高い評価が得られました。
この一連の有用性の確認活動が今回とりわけ高く評価されました。

この取組みは実は安部さんが自分の先輩から受け継いだ研究であり、後輩の藤井さん、小林さんとともに、先輩たちの研究努力を今回見事に実らせたというわけです。
おめでとうございました。

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浦上食品・食文化振興財団の研究助成に採択されました

2015111101.jpg公益財団法人浦上食品・食文化振興財団は、
浦上節子氏をはじめハウス食品(株)等法人、 個人の方々からの寄附により設立された財団です。
この度、電子情報工学専攻の修士課程1年の安部寛二さんと電子情報工学科の江口教授の研究「衝撃波を用いる非加熱食品加工のための小形衝撃波発生装置の開発」が、同財団の平成27年度研究助成に採択されました。
(申請件数272件、うち、採択件数17件。
 詳細は、ホームページをご覧ください)

安部さんと江口教授の研究は、高電圧放電によって水中衝撃波を発生させ、その衝撃波によって熱を加えずに野菜や果物を破砕・加工するというものです。
この方法の特長は、通常の加熱加工とは異なり、熱による栄養素の破壊が起こらないという点です。
江口教授と安部さんの研究では、この非加熱食品加工装置を、電子回路技術を用いることで小型・軽量化することを目標としています。
近い将来には、皆さんの食卓に栄価の高い加工食品を届けることが可能になるかも知れません。

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国際会議ICSGC'2015でエクセレント・オーラル・プレゼンテーション賞を受賞

2015092401.jpg9月10日(木)から9月12日(土)に北九州で開かれた国際会議CPESE'2015(2015 International Conference on Power and Energy Systems Engineering)と国際会議ICSGC'2015(2015 International Conference on Smart Grid and Communications)との同時開催会議において、電子情報工学専攻の修士課程1年の安部寛二さんと電子情報工学科の江口教授が共同執筆した論文が、エクセレント・オーラル・プレゼンテーション賞を受賞しました。
安部さんと江口教授の師弟コンビによる受賞は、今年でなんと4回目になります。

国際会議CPESE'2015とICSGC'2015は、South Asia Institute of Science and Engineering(SAISE)主催、九州工業大学共催の国際会議で、世界19ヶ国から参加した研究者によって、論文発表が英語で行われました。
安部寛二さんの発表論文は、電子情報工学科江口教授との共同研究のテーマである「A negative single-input/multi-output LED driver and its analysis method」です。
2015092402.jpgこの研究は、モバイル機器のバックライトLED用の電源回路に関する研究です。
LEDバックライトを色ムラが無く、均一に光らせるためには、並列接続された複数個のLEDに流れる電流を均一に揃える必要があります。
安部さんの研究では、負性の単一入力多重出力電源回路と、その制御方法を新たに開発することで、従来方式よりも「高効率」かつ「簡単」に、LEDバックライトを色ムラが無く、均一に光らせることを可能にしたというものです。
安部さんと江口教授の研究によって、私たちが日頃からお世話になっているモバイル機器が更に高性能になるといいですね。

安部寛二さん受賞の言葉
この度はこのような素晴らしい賞を賜り、大変光栄に存じます。
本研究の結果として、原理機の段階でLEDの輝き方に従来と明らかな違いがあることが視覚的に確認できています。
この結果を出すことができたのは、江口教授のお力があったからこそであります。
深く感謝申し上げます。